あるひ、かぜをひいて のどがいたくなり、
ほいくえんをやすんで 2かいの
ベッドで よこになっていた 
ときのことです。
おかあさんからは、
「ちゃんとねてなさい」
と いわれたけれど、 ぜんぜん 
ねむく ありません。
きょうりゅうの ほんや
イルカの ほんを
そのへんに よみちらかしたまま
「あーあ、つまんない」
と ぼやきました。
そのときです。ちかくで ちいさく
「ことっ」と おとがしました。

「なんの おとだろう」
へやを みまわしても だれも いません。
また 「ことことっ」と おとが 
しました。
まさかと おもって イルカの こびんを
みると…
P6へ P8へ
handmadeへ戻る